春になれば
前日
その日は春なのにとても寒いきがした。

長いものには巻かれろみたいな生き方をしていた。

今思い返すとあの頃の自分が幸せだったのかそうではなかったのかは正直わからない。


いつものランニングコースでいつものように野良猫にエサをあげながらそんなことを考えていた。

だが今が楽しいそれだけはわかっていた。

散々年にもあわず語ったが俺は今を生きている。
そうだここから俺、坂本広大の物語が始まるんだ!

「ニャー!」

「お、これが以心伝心ってやつか」

「それにしてもポロ、ちょっと太った?」

「あ、!明日のためにチューニングしとかないと」

まだ少し物語が始まるまで時間がかかりそうだ。

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