私の恋and事件簿♥
―――事件が解決したのは、発生から3時後。
署に戻った私の携帯が点滅してる。
「お父さん…」
着信履歴に残る、“父親”という文字。
私は「席、外します」とみんなに声を掛け、表へ出た。
煙草を吸いながらしゃがみ、父親に電話を繋けた。
『…野神ですが』
「苺愛です」
『おー、繋け直してくれて良かったよ』
私は父親からの着信に、繋け直す事はほとんどない。
話す事がないという、私の勝手な理由で。
「何かあったんですか?」
『あぁ。さっき、賢から電話が来てな』
…兄貴の馬鹿…。
何してくれてるの!