私の恋and事件簿♥
私は消火器を見付け、バレないように消火器の栓を抜いて構えた。

兄貴たちの運動神経を信じてるからこそ、私は賭けに出る。



「山下さん!!」



私はカウンターに立ち、山下さんに消火器を投げながら、犯人の背中にダイブ。

火の中に転がる私たちに消火器を掛ける。



「行きますよ!!」



犯人の腕を掴んで立ち上がり、再び火を飛び越え、階段に急ぐ。

ーーバリーン…ッ

タンクには灯油かガソリンが入って居たのか引火していた。

私たちは振り返らず、階段を駆け降り、ただ入り口を目指した。



「ゴッホ…ゴホッ…;;」



私は外に出るなり、犯人から手を離して倒れ込む。
< 124 / 330 >

この作品をシェア

pagetop