私の恋and事件簿♥
千葉さんは椅子に座ると、腕と足を組むと、私を見上げて来た。



「北斗と話し合うのが一番だよ」



「昨日はそんな事、言わなかったじゃないですか…」



「ここまで現実と向き合わない子だと思わなかったから」



「……」



言われた言葉が胸にグサリと刺さる。



「初恋で…初めての彼氏だから、わからなくて…」



言い訳だとわかる。

千葉さんにも「言い訳だよ」と、ズバリと言われてしまった。



「恋に迷うのは、いつでも一緒なんだから」



…そうだよね…。

私は一度だけ頷き、椅子に座った。
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