私の恋and事件簿♥
ふらふらーと、ダルさを感じながら、「戻りましたー」と声を掛けて、デスクに座る。

北斗は資料と睨めっ子してる。



「苺愛!これ、コピー」



「…はーい」



私は眼鏡を掛けながら立ち上がり、渡された資料を10部コピーし、兄貴へ渡した。

ーーピーッピーッ

すると、ここでは聞き慣れない、警報が鳴った。

消防署ではよく聞いてた音に、私は座る事も忘れ、スピーカーを見る。

慣れって怖い。



『一階、案内課で立て籠り事件発生。繰り返す―…』



私は咄嗟に刑事課を飛び出した。

消防車に飛び乗るわけでもないのに。





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