私の恋and事件簿♥
何枚か撮ってると、「兄である俺はダメですか!?」と、ちょっとふてくされた兄貴が来た。

どうやら写りたいらしい。



「ど、どうぞ!;;」



カメラマンさんは優しいのか、断れないのかわからないが、兄貴も参加させた。

…これじゃ、署内の新聞と変わらないじゃん;;

私は呆れながら、兄貴を真ん中に立たせた。

兄貴はキリッとした表情で敬礼なんてしてる。



「早くしないか」



私たちにまで、押し付けて来てるし。



「主任だけどうぞ」



北斗は腕を組み、自由なポーズを希望してる。

…仕方ない。

私は手を後ろに回し、当たり障りのないようにした。
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