私の恋and事件簿♥



「お疲れ様でしたー…」



詰所に戻ると、一気に疲労感に襲われた。

みんなして半目で報告書を書き上げ、交代の8時を目指す。

8時半まで残らなきゃいけないけど、仮眠もなしに24時は、過酷。

私は帽子を脱ぎ、ヘアゴムを外した。

ポニーテールにしてた髪は、サラサラッと広がり、私の肩を包む。

更衣室に向かい、最低限のメイクを済ませ、シャツも着替え、ササッと帰れるようにした。



「今日、デートか」



事務所に戻ると、デスクに足を乗せて、欠伸をしてる広末さんと目が合った。

「デートって、呼べたら良いですね」なんて言いながら、帰る準備。
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