私の恋and事件簿♥
しまい忘れた帽子をロッカーにしまい、パーカーを羽織り、表に煙草を吸いに行くと、署長が居た。



「お疲れ様でした」



挨拶をしながら隣に立ち、煙草を銜えて火を点けると、署長が「北斗の車…」と、眠そうな声で、署の駐車場に停まる車を指差した。

ピカピカした黒のマークX。

私は引きつる顔で署長を見た。

署長はニヤニヤと私を見る。



「お迎えか(笑)」



「…はい;;」



さっきまで眠そうな顔してたのに、一瞬で眠気は吹き飛んだらしい。

何ともイヤらしい人だこと…。





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