黒猫は野良猫


長く寝ていたせいかな‥


右目が真っ暗


玖音に‥聞いてみよう



「ねぇ‥玖音」

「なに?」

「右目が真っ暗‥なんで?」


玖音は息をのんだ。


すると下唇を噛み‥言った




「浬音の右目は…もう見えない」


「………え…?」



玖音は説明してくれた



どうやら魔風の総長に殴られたのが右目だったらしい


負担がかかりすぎて…


僕の右目は耐えられなかったんだって


もう‥光を感じることはできないらしい



玖音は俯いている


責任を感じているみたいだ
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