黒猫は野良猫


「貴方は玖音さんを裏切れない。俺は監視役としてずっと貴方を見ていましたからね」



或は真っ直ぐな瞳で僕をみる‥


或の瞳には…希望という光がない



「‥覚悟できてますか?」

「なんの?」

「………………玖音さんと離れる覚悟です‥」


「あぁ‥そんなのないよ。でも……それが運命だから。僕がやらなきゃ‥玖音が危ない」




或は黙って空を見上げた



綺麗な空は‥好き


玖音が好きだから…僕も好き
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