黒猫は野良猫


「…どういう意味だ、浬音」


玖音は凄く怖い顔で僕をみる


光を失った玖音の瞳に‥少しだけ僕が映っている




「僕はもう僕じゃない……せめて玖音だけは‥何があっても玖音でいて」


「‥玖音。大好き。大好き大好き大好き………玖音は‥僕を嫌ってね…」



僕は教室から出た


或は何も言わずについて来る‥







玖音




生きる意味を…ありがとう
< 65 / 182 >

この作品をシェア

pagetop