‐近距離恋愛‐


「蒼空ぁ、ちょっと来なさい」

おじさんが蒼空を呼ぶ。

「はぁい」

玄関から愛しい人の声が飛んでくる。

ドタドタと走る足音が近づいてくる

おじさんが穏やかに話し始める

「蒼空、お前は、夏都君といたいかい?いて幸せかい?」

「うん、夏都といたい、夏都がいなきゃ幸せになんてなれないよ」

そんな可愛い事言ってくれちゃうから。


「すいません、おじさんちょっと2人で散歩してきてもいいですか?」


おじさんは優しく笑う
「あぁ、気をつけて行っておいで、夕飯までには、帰るんだよ?」

分かりました、そう答えて、一旦蒼空を連れて部屋に向かった
 
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