傷×恋=幸
ガキの頃にやってたアニメの再放送をヘッドホンしながら静かに見た。



別に邪魔したいわけじゃないし…。



大学には受かってもらいたいと、心の片隅1ミリへーホーセンチメートルくらいで思ってるし。



だからおとなしくしとく。



昼になって帰ってきた母ちゃんは俺たちのメシを作る。



「なに!?」

「家いんの飽きた」

「じゃあ遊びに行ったら?もしくは宿題するとか」

「友達いない。宿題…そんなもん出てない」

「ないわけないでしょ?夏休みなんだから」



ラジオ体操とかか?



毎日の天気記録するヤツとか?



それとも朝顔の観察…?



「やっぱ宿題ない」

「そう…。はい、運んで」



母ちゃんの作った冷やし中華を3人で食った。



またヒマ…。



アニメは明日に持ち越しだし…。



とにかく暑いしつまんね。



「風都、買い物行く…?」

「スーパーに母ちゃんと行くくらいの痴態晒すなら引きこもる」

「勝手にしなさい」



マザコンじゃねぇから。



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