傷×恋=幸
少し遠くの公園でガキが遊ぶ姿を眺める。



ボーッとしてた俺の目に飛び込んできたのはひとりの妊婦…。



ウソ…だろ…。



「あっ…」

「どうしたの?」



妊娠したんだ…。



ランさん…。



「ちー、場所変えんぞ」

「急に!?」



そう言えばここってランさんと会ったコンビにの近くだ…。



立ち上がった俺と目が合って…。



とっさにちーの手を握った。



「風都…?」

「キツい…な…」



一生会いたくなかった。



できれば顔なんか見たくなかった。



「久しぶり、風都…」

「よく話しかけられんね」

「ずっと…謝りたかったの…」

「謝る?別に謝られてもどうにもなんねぇけど」

「彼女?」

「だったら?邪魔すんなよ」



足が動かない。



この場から離れたいのに…動けない…。



握っていたちーの手が力強くなった。



「風都、行こう」

「ん?ん…」



ちーが手を引いてくれる。



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