3両目の王子様 【短編】



プシュー…



あ、行っちゃう。
そう思っても、行動できない。

近づきたい、近づけない。

積極性がないあたしは、
この2ヶ月少し離れて彼を見つづけた。


明日こそは、明日こそは…
と、思いながら。

だからほんとに、
明日こそは、2番目のドアから
乗るんだ!


そう誓った。




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