キスよりも深 く -13歳の彼と-


嗚呼……

なんて綺麗なの。


動揺を超えて、見とれるあたしに美鶴くんは静かに言った。



「忘れてたの許してあげるから、俺ん家来てよ」



………ん?

あたしの聞き間違い??

家来てって…言った?



ぎゅっと美鶴くんの左手と結ばれた右手。



「早く行こ」



あ、聞き間違えじゃないですね!!

………って、



「えぇっ!!!?」



あたし、小学生に誘われてる!?

ま、美鶴くんならいいけど……


いや、いや、いや、いや。


そうじゃなくて……








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