12 emotions
「―じゃあ、早速だけど明日から来てくれるかな?」
「えっ?!…はいっ!よろしくお願いします」
という訳で、
家から徒歩5分程のお弁当屋さんで、アルバイトを始めることになった。
店長さんもいい感じのおじさんだし、
お弁当屋さんてなんとなく
おばちゃんばっかりなイメージだし
なにせ初アルバイト!!
頑張ろう!
とりあえず涼子に報告っと!
「もしもし?涼子?
アタシ明日から、佐藤弁当でバイト始めるんだ~」
「え!いつの間に(笑)それって、むっちゃんの家の近くの?」
「そうそう、激近(笑)
3ヶ月後ぐらいに買いにきてね」
「なんで3ヶ月後?」
「慣れてからじゃないと、ね、心の準備ってやつ(笑)」
「なにそれ~(笑)
てか、そこって隣りのクラスの佐藤君の家らしいよ」
「ん?佐藤君?誰?」