赤い狼 弐
……………
え?
「それだけ…?」
「あぁ。それだけだ。」
「何だぁ!それぐらい、ぃぃよ。」
笑顔で拓磨に返事をする。
すると、拓磨は
「言ったな…?その言葉、忘れんなよ。」
と言ってニヤッと笑った。
「うん。分かったぁ!じゃぁ、早くババ抜き大会しよー!」
そう言いながらトランプを繰って、また、皆に一枚一枚、配る。
「ちょぉっと待ったぁっ!!」
…この声は…
「何?龍。大きな声出してさぁ…。」
龍に冷たい目線を向けながらトランプを配り続ける。