赤い狼 弐






「何でも?」


「何でも、やって?」




拓磨と龍が私の言葉に同時に反応を示した。






「う、うん。何でも、するよ…?」





なんか嫌な予感がするなぁ…。






と思いながら下げていた顔を恐る恐る上げる。




すると…








拓磨と龍がニヤッと笑った。





えーと…





「な、何をご要望でしょうか…?」




「え、マジできいてくれんの?」




「う、うん?」




「何で疑問系?」




「なんとなく?」




「ふぅん?まぁ、ぃぃや。じゃぁ、俺からの命令は…」







ゴクリッと唾を呑みながら拓磨の言葉を待つ。







「―――…此所に週2で来ること。」









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