もう、遅かった


家に帰ってからもソワソワしていた


今日帰って来ない言ってたよな?

ってことは泊まりなのか

考えたくないようなことばかり考えて


槙が知らない男といるだけで、こんなに焦るなんてあり得ない

そう思い続けた



そして、いつの間にか寝ることもせず、朝がやって来た


外を見て、久しぶりに感じる朝日に目を細めた


< 16 / 25 >

この作品をシェア

pagetop