続・アイドルまっしぐら!!
「で?今は何してるの?」



……どうしよ?正直に言ったほうがいいよね?




「……あのね、りょうくんの家にいるの。」




「はぁ?山中良介の家に?何でまた。」




「……それが一緒に暮らすことになりまして。」




私が恐る恐るそう言うと、しばらく沈黙が続いて大きなため息が聞こえてきた。



「山中良介も里奈も、周りがそこまで見えなくなってるとは思わなかったわ。」



「……えっ?」




「まぁ、社会の反応は身を持って体感しなさい。それで?他に私に聞きたいことがあると思うんだけど。」




……何か、心が読まれ過ぎてて怖い。




「……あのさ、りょうくんと一緒のベッドに寝るみたいな感じなんだけど。」




「うん。で?」



「……やっぱり、りょうくんって少しは私のこと意識してくれてるのかな?」




私は、出来るだけオブラートに包んで言った。
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