キミと甘いミルクティ




彼女は毎日僕にくっついてきた。


「おはよ」
「いい天気だね」
「今日は体育があるよぉ~」
「一緒に帰ろ?」
「この前は…ごめんね?」


全部、全部嬉しかった。

でも。僕がその言葉に返事をすることはなかった。



だって。
傷つくのは僕だから。




惨めになるのは僕だから。

悲しくなるのは僕だから……。



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