ご主人様に首ったけ!
そこに仕えるは春日家――。

春日家当主、春日陸と東條零は古くからの友人であり、常に交流がもたれていた。


友人同士がなぜ主従関係にあるかと言うと、決してどちらが優れているとか、劣っていると言う事ではなく、ただ楽しいから、という陸の思いで東條家に仕えているという。


陸は物事を深く考える事はなく、楽観的というか何よりも、『楽しさ』を重視する考えを持っていた。

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