KAGAMI
「で?莉麻はなんで泣いてるのかな?」
嬉しそうな笑顔のまま、想太くんはアタシを見つめて言った。
そんなの、分かってるくせに。
でも、言えない。
仕事関係の人に嫉妬したなんて。
それを見破るように、想太くんは続けた。
「俺の事が好き過ぎて、辛くなっちゃったのかな?」
……悔しいけど、正解。
アタシはコクコクと頷いた。
「かんわいー…。」
アタシの事を『やらしい』なんて言ったけど、今の想太くんの方がアタシなんかの何倍もやらしい顔してる。
顔を見るだけでも、充分すぎる興奮材料となった。
夢中になって想太くんを求めた。
「想太くん…。」
「なぁに?」
とびきり優しい想太くんの全て。
声も顔も手も…
ねぇこのアタシの、全部全部
「アタシは想太くんのだよ?」