あんたなんて大嫌いっ。「1」
[來side]


 俺は、鏡音來。

 今、幼なじみの時音 可憐と一緒に住んでいる。



 俺の親はいない。
 2人そろって俺が小3の時に出て行った。

 それからは、毎月20万の金で生活している。
 いつも、俺がいない時に机の上に置いてある。

 
 まぁ、親に感謝なんてしてないけど、それだけは感謝している。


 
 ...あぁ、腹減った。


 
 「可憐、ご飯」

 
 「自分の分は自分で作れ~~~~」


 オイ、それが女か??
 性別、間違ってんじゃねぇの?


 まぁ、いつものことか。


 でも、結局作ってくれるんだよな。

 
 なんだかんだ言って、可憐は優しい。


 
  

 

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