続 初めての恋 ~大切なあなたへ~
麗は透の腕の中で眠っていた。目が覚めると透と目があって、恥ずかしくなって、うずくまった。


「どうした?麗~照れたっておそいぞ~」


「透のイジワル…」


「大丈夫だよ。綺麗だよ麗。あの頃よりもっともっと…綺麗になった」


「透…愛してる…」


「俺もだよ麗。愛してる」


朝が来るまで…二人は触れあって、お互いの愛を確かめあった…


まるで会えなかった空白の時を埋めるかのように…


朝方、透は麗が出勤に間に合うように、家まで送った。今度来る時には、半年位いる予定という事だったので、それまでは、携帯で連絡を取り合う事を約束して、別れた。


毎晩のように、話したりメールをしていたので、寂しくはなかった。今度会える日を二人は楽しみにしていた。

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