極上お姫様生活【完】

「変だな、あの変態教師も保健医なのに…って思ってるよね」



「変態教師って…松神先生のことですか?」




うんうんと頷く翼ちゃん。


変態教師……否めない。




「あの教師、全然仕事しないのよ。これじゃあ成り立たないって、校長先生が」



「それで、翼ちゃんが勤めてるんですか」




「そっ、細かい仕事はぜーんぶ私の仕事」





それは不公平なのでは…。


「男だらけの高校の保健医なんて、最高の逆ハーレムじゃない!……って思ってたけど、」




少し寂しそうな顔をして、言葉を区切る。


「翼ちゃん…?」



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