我が家の甘々執事サマ☆
SIDE·結愛


「………え」


突然のことに、頭がついていかない。なんか、おかしくない?

聞き間違いじゃないよね。

だって今確かに秀、わたしを好きって……

「ええ!?」


いや思わず叫んでしまう。もう正直お化けとか、どうでもいい。


「最後だからもういいだろ。ちゃんとした恋愛感情だ。今日1日覚えとけ」

「なっ…え…は……」


呂律がなかなか回らないわたしを優しく見つめる秀に、戸惑う。


「えと、それはどういう……」


まだあまり状況把握ができていないわたしを諭すように彼はこう言った。


「返事は、いらねえよ」


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