[続]嘘から始まる恋

いよいよ招待




「瞬くん、約束だからね!」


「分かってるよ」


面倒臭そうに答える瞬くんに、強く念を押す。



あの後、何とか瞬くんを説得した。


まぁ、意地悪な瞬くんが簡単に言うこと聞いてくれることもなく、「理子からキスねだってくれたら」と交換条件を出してきた。


本当に意地悪だ。



「コーヒーどうぞ」


ソファーに並んで座る瞬くんと私に、ニコッと微笑みコーヒーやケーキを出すお母さん。



「ありがとうございます」


王子様キャラな瞬くんに、お母さんは嬉しそう。



早速、騙されちゃってるよ…。



< 83 / 104 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop