Five LOVE☆
すぐに電話を切ると、診療のときは冷静な雅志先輩がかなりオロオロしていた。さっき電話で母親に言われたことを言う。
たまたま使わずに置いてあった院長の車で、急いで加奈先輩を迎えに行く。

運転は雅志先輩で、助手席が私。
加奈先輩の家は、病院にほど近いところにあった。

病院の住所も道のりも暗記している。


「奈留…ごめんねっ…私っ…」


「加奈先輩っ…いいから安静にしてて下さいっ…
もうすぐですからっ…」


「着いたよ皆っ…」


汗だくの雅志先輩が声をかける。

すでにそこにはストレッチャーが用意されていた。


「お母さんっ…ありがとう…あとは宜しくお願いしますっ…」


傍らに立っていた女性…私のお母さんだけど。
に頭を下げる。


「最善を尽くすわ。」


ストレッチャーに乗せられ、先輩が手術室に搬送されて行く。


「まさか…奈留のお母さんが産婦人科医だったの…?」


「はいっ…」


「それにしても…先輩が妊娠だなんて…
相手は…誰なんです!?
ここに来る様子もないし…」

私がそぉ言うと、その場の全員の顔が曇った。

何か…あるの!?



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