Five LOVE☆
「だって…三ノ宮はマリオやらぷよぷよやら強いし、星河原は太鼓の達人プロ並みだし、音楽推薦で大学入ったんだろ?」


え…悠月、そうだったの?
「それ…何も皆がいる前で言わないでくださいよ…」

って顔を赤らめながら言う悠月。


僕もそれ…初めて知ったよ。

仕事を終えて家に帰る。


すると、玄関前に座り込んでいる人影を発見。

…悠月だ。


「…悠月!?
どうしたの、こんなところに座り込んで…」


「ん~?
対決のこともあるし、マリオとか教えてもらいたいな、って。
作詞作曲のことも考えたいし…」


そういうことか。


しばらく思案した僕は、おずおずと玄関に入る悠月にあるものを投げて渡した。

「これ…鍵?」


「そ。
僕の家の合鍵。
もうそろそろ僕のとこ…来てくださいよ。
同棲、しましょ?」


まだ早いかなとも思ったけど、お互いの家に交互にお世話になるよりは、こっちのほうがいいし。


「和っ…グスッ…」


悠月、僕に思い切り抱き着いて泣いてるし。


「そんな泣くこと?(笑)」


「だって…嬉しくっ…て…」

「わかったから、泣くな?」

ちゅ…


「大好きだからね。悠月…」

「和之…」


2人で何度も何度も…キスを交わした。

< 96 / 220 >

この作品をシェア

pagetop