もう一回好きと言って…
「なんで?」
高野が甘えた声を出す
ドキンっ―
そんな言い方ずるい
「な、なんででも!
いつもお前なんだからお前でいいじゃん!
時々とか、不意打ちとか…心臓に…悪…過ぎ…」
私が必死言い返していると…
バサッ―
高野が布団を奪い、なぜか私の上に乗っかってきた
う馬乗り…?!
「な なな何す…」
「なぁ奈央、なんで?
長かった髪切ったの?」
高野は私の腰を跨いで、片手を私の顔の横に置き、もう片手で私の短くなった髪を指で掬った
そそこ?!
髪の話終わったと思ってたのに
てか!理由なんて言える訳ないし!
失恋したからとか、本人に言える訳無いじゃん!
てかてか!私はあんたの事見逃してやったんだから、あんたも見逃せ!
聞くな!