【B】君の魔法






『別れよう……』





あの日……
彼女に復讐した。





幼い僕が味わった想いは
これで
……満たされると思ってた……。





なのに……
相変わらず
心は乾いたまま。






「あぁ。
 今日も一日頼む」

「はいっ。会長。
 かしこまりました」

「今日なんだが……
 夜の予定はあるかな?」





その渇きを埋めようと
はじまった、
静香との関係……。
< 172 / 339 >

この作品をシェア

pagetop