【B】君の魔法




そして迎えた……
彼女の最終日。




彼女と今では、
すっかりと
親しくなって打ち解けた
細波と能美の二人が
彼女に花束を渡す。



彼女が
好きそうな
薔薇の花束。






その花束を愛しそうに
抱きしめて
微笑みかける彼女。









その笑みが……
こんなにも
輝いて見えるのは
彼女が……
自らの足で
歩き出したから……。
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