王子様の溺愛カメラマン
ママは思い出したように頬に手を当てた。
「そういやパパもある日、突然数週間いなくなったことがあったっけ…」
「え?」
「しかもやっと帰ってきたと思ったら次はいきなり海外に留学の話が出て」
「!」
「結局5年ちょっと離れたんだけど…」
ご…5年も…!?
「それでもメールなんて数週間に1回とかでねぇ…」
「…!?」
初めて聞くパパとママの話。
「それにママすごく貧乏で…お嫁に来るのも不安だったの。ふふ…懐かしいな」
「…………」
「でもママが泣く度に、パパは不器用だけど一生懸命愛を伝えてくれたんだよ」
ママは愛しい昔を思い出すように優しく笑った。
「普段はメールもしないし無口な人だけど…パパはママをすごく愛してくれたんだよ」
「ママ……」
「それが分かってたからママは頑張れたの」
ママの言葉に私の胸がジ~ンと熱くなった。
あの、何を考えてるのかさっぱりわかんない無愛想なパパに…
そんな一面があったなんて。
「そういやパパもある日、突然数週間いなくなったことがあったっけ…」
「え?」
「しかもやっと帰ってきたと思ったら次はいきなり海外に留学の話が出て」
「!」
「結局5年ちょっと離れたんだけど…」
ご…5年も…!?
「それでもメールなんて数週間に1回とかでねぇ…」
「…!?」
初めて聞くパパとママの話。
「それにママすごく貧乏で…お嫁に来るのも不安だったの。ふふ…懐かしいな」
「…………」
「でもママが泣く度に、パパは不器用だけど一生懸命愛を伝えてくれたんだよ」
ママは愛しい昔を思い出すように優しく笑った。
「普段はメールもしないし無口な人だけど…パパはママをすごく愛してくれたんだよ」
「ママ……」
「それが分かってたからママは頑張れたの」
ママの言葉に私の胸がジ~ンと熱くなった。
あの、何を考えてるのかさっぱりわかんない無愛想なパパに…
そんな一面があったなんて。