王子様の溺愛カメラマン


『俺はエマを抱きたいです』






ふいに思い出して
ドク……と胸がなった。




日向くんのあの言葉

寝ても覚めても頭から
離れない……



あれって…
やっぱそういう意味だよね?


いよいよ…
そういう関係になるの?


私は日向くんのお嫁に行かせてもらえるのかな…?

(な、わけない!笑)




甘い期待と初めての緊張…

それらを加速させるように白い南国の太陽が私の心拍数を上げていく。






日向くんはお泊まりについては何も書いていなかった。


だけど沖縄に来るのに、いくらなんでも日帰りはないでしょ…?!



だから昨日はあのあと大慌てで旅行の準備をした。

(念のため、念のためッ)



何泊か分からないから多めの着替えと下着。


新しい水着までは買う時間がなかったけど…


ちゃっかり新しい下着は買いに走った。


日向くん…
どんなのが好きかな?




かわいい系?

清純系?

まさかセクシー系??
(やっぱり男の子だし…)





迷ったあげく

可愛いのと清純なのとセクシーなので合計5着も買ってしまった。



完全にあたしは舞い上がり中です。


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