仮病に口止め料
『愛』、それは高校生が口にすると、同級生からは共感されるが年配どもに鼻で笑われるなかなかリスキーな単語だ。
発信人は自覚と責任を持って世間に放たねばならないらしい。
愛、本当は分かっている。
自分のことなら自分が一番知っている。
お姉さんが買い出しに行った今、本当はちょっと自分もベッドの上――失礼、恋人らしいステージに立ちたい。
花道はゆっくり歩こうと決めているのだが、ちょっと頭を無邪気に変換すれば、
文化祭のノリでアドリブも働きがちだしもう少し踏み込みたい。