白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
「ごめんな。俺、気付いてやれなくて」
「ううん。私も風邪だと思ってたし」
「そうだな。・・・・・・で、どうだった?」
濡れた手を私の頬に当てる。
どう言っていいのかわからない。
下を向く私。
「大丈夫!また頑張ればいいんだよ」
私の表情を見て、陰性だったと思った先生は、優しく私を抱きしめた。
そして、
両手で私の頬を挟み、ゆっくりと唇を近づけた。
「直?」
「先生」
キスをした。愛がたくさん伝わってくる。
「線が出たの」
「えぇ??」