君がいない世界


「ただいま」




急いで自分の部屋に向かう。そして封をきる。




そして1つ1つ時間をかけて読む。



<きっと、この手紙を読んでる頃は私死んでるよね?あははって笑えないか…まずは謝らなくちゃね。

ごめんね。

あのね?病気の事言ったら、私の前から居なくなっちゃうきがしたの。だから、怖くなっちゃって…

病気のことはよくわからないけど、いつ心臓が破裂してもおかしくないんだって。

ありえないよね?信じられないよね?

私も,信じられない。

いつ死ぬんじゃないかって毎日恐怖に怯えてる。

引いた?幻滅した?

って言ってももう死んじゃってるか!

でも、私は大好きだから!

私が居なくなっても幸せになりなさい!

愛してるよ >






幻滅?ばーか。する訳ないじゃん。君がそんなに悩んでたなんて知らなかった。僕は君の何を見てきていたのかな…


改めて気づかされたよ…


やっぱり、僕には君が居ないと…


耐えられないよ…


涙がこみ上げて頬を伝う。

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