forget-me-not

---forget-me-not







 ずっと探していた面影


  それが過去なのか未来なのか、

  運命の螺旋に取り込まれた私が

  いくらもがいたところで

 まるで当り前のように収束を速めていく



  ずっと、待っていたよ。



  それは私の科白か、それとも――



 《forget-me-not》



  忘れな草はするすると

  掴んだ手をすり抜けていく








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