先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





緊張するし、たぶん私は先生の期待にそえることは出来ないけど


先生が好きだから、もっと近づきたい


だから…


「…ぅ、ん」


小さく頷くと、先生が勝ち誇ったように笑う


「なら、約束だからな」

「う、うん…」


そう言うと、グシャグシャと頭を撫でられる


「せ、先生っ」


「楽しみにしてるからな、サラ」


「…うっ」


そして私の顔はまた真っ赤に染まった…






「さて、楽しみも出来たし仕事するから、誘って邪魔するなよ」


「は、…ぃ」


そんな先生の言葉をみみにして、それからしばらく保健室にいたのであった…






.
< 172 / 237 >

この作品をシェア

pagetop