夏の香り。

ナンパ男



「♪♪♪」

この日は
空が苦しい
ぐらい青くて…
気温も高く
まだ6月
だと言うのに
30度の真夏日だった。


そのせいか
珍しく鼻歌
なんかを
歌っていた。



―ドンっ―


「っぃた…」
見上げると
私より頭1.5個分
くらいの男がいた。
どうやら、私は
この男にぶつかった
らしい。

暑かったせいか
一瞬立ちくらみ
がした。
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