本気だからねっ!
「もちろん!そのために俺らきたんだからさ。指示してよ」


そう言ってニカッと笑った。


「うん。わかった。……ありがとう。


よしっ!びしばしいくからね!覚悟してよ!!」


あたしがそう言うと、みんなはオーッ!!て気合いをいれた。


ここにきて、みんながまとまった。


一致団結できたんだ。


「よかった……」


あたしはポツリと独り言をこぼした。


「あの………」


呼び止められて後ろを向くと、こないだ準備が面倒だからって言ってた女の子がいた。


「なに?」


「あの……、ごめんなさいっ!!
私、あんな酷いこと言っちゃって。


あたし……、クラスに友達なんかいなかったから、文化祭なんかやってもなんにもならないって思ってて。そしたらあんなこと言ってた。


本当にごめんなさい。
水沢さん、傷ついたよね?準備、一番頑張ってたから……」










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