本気だからねっ!

すれ違い

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「………あれ〜?おかしいな。瑞模君どこ〜?」


文化祭が始まってしばらくして、さっきまで一緒だった瑞模君がいなくなっていた。


「お〜い!瑞模君〜!!」


あたしは瑞模君の名前を呼んで彼を探す。


「瑞模君ーっ!!……駄目だ、いない…」


何度も彼を呼ぶけど、一向に彼が出てくる気配はない。


ってか、それもそうだよね。


そもそも瑞模君が真面目に委員の仕事をするとは思えない。


瑞模君とはぐれてしまったようでもないし。


あたしは瑞模君を探すのを諦めた。


…………が。


「きゃ〜!!誰か、助けてくださいっ!!」


うちの学校の一人の女子が男に狙われていた。


ここは誰も通らない場所。


相手は気付いてないけど、あたしとあの二人以外他に人がいない。


「………どうしよう…」










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