1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
少し経つと俺は抱き締めていた腕を解いた。


「何か不思議ね…」


「何が?」


「涼くんといると安心するの。最初はね、正直怖かったの。

でも、一緒にいて慣れてくると誰よりも安心する。何でだろうね?」



「…」


これには何も言えず、黙って優しく微笑み、頭をまた優しく撫でるしか出来なかった。


何て言っていいか、わかんねぇーんだ。


でも、同時に愛おしさを感じていた。




「なぁ、もう遅いし、寝たら?」


気が付くともう11時…、流石にこれ以上は体の負担になるだろうしな。

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