1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「(!?  昨日と違う…)」


「行かないで…1人に、しないで…。好き…なの…、だから…」


「(!?)」


好きっ!?


一体誰を…。


泣いて夢みるほど好きなのかよ…っ。


そんなに苦しむほど、好きなのかよ…っ!


「お願い…、1人にしないで…。行かないで…」


そうただ愛夢は繰り返してばかりだった。


「愛夢!!起きろっ!!」


俺は我慢できなくて、愛夢を起こすために体を揺すった。


これ以上、あいつの口から誰かに向けての、

゛好き″って言葉は聞きたくなかったんだ。

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