1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「愛夢、どうかしたのか?」


「えっ、あっ…」


どうしようと悩んでいたところに俊くんが声を掛けて来た。


これって、チャンス…だよね?


「あっ、あのっ!!」


「ん?」


「えっと…は、話があるの。お昼休み…に屋上に来て欲しいの」


「…わかった」


彼は私から何かを感じ取ったかのように、真剣な表情をして返してくれた。


「じゃあ、また後でな」


「うん…(これで決まるね、全部…)」


これで、全部決まる。

< 213 / 316 >

この作品をシェア

pagetop