1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「あ、あの…涼雅、いる?」


勇気を出して、涼雅の教室へと向かい、クラスメイトの人に声を掛けた。


「あぁ、アイツなら多分、屋上だよ。この時間はよくサボってるしな。

ほーんと、変わったよなぁ~、あいつ」


「…うん。ありがとう」


「あぁ」


クラスメイトの男の子に言われ、私は急いで屋上へと向かった。


「んっ…あぁっ」


えっ?  何?  誰の声?


屋上に向かう途中、女の子の声が聞こえた。


「はぁっ…ぁん…」


「黙れよ」


えっ…涼雅の声?


階段を上るにつれて、聞こえる声。

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