モノクロ
『ゆずのいう通りばあちゃん…源次郎さんのことが好きだったんだ』



『やっぱり〜』



ゆずは自慢げに言い、土手の階段を上っていく
目の前には完成間近のオセロ橋が見える




『じゃあ弘くんのおじいちゃんが…源次郎さん?』



ゆずが続けて言う
俺達は土手に座り込み話を続ける



『それが…違うんだ』



『えっ?じゃあ…』



『しずさんは…源次郎さんに思いを告げられなかったんだ』



『そうだったんだ…
…でもさ、もし思いを告げて結婚!ってなってたら、弘くんは今、この世に生まれてないよね』



確かにそうだ
俺がここに来た目的は、その思いを告げる手伝いか?
何て思ったけど、そんなことしたら少なからず未来が変わり大変な事になっていたかもしれない
危ねー危ねー



じゃあ他にどんな理由あるんだ?
おばあちゃんはどんな想いであの写真を見てたんだ?
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