チューリップの王子様

「ふわぁ…す、すごい」


パーティーは、私が想像していた物より豪華だった

お母様にピタリとくっつき、キョロキョロとしていると…


「こんばんわ」

「一緒にお話しませんか?」


同じ歳位の女の子が2人、私に話かけてきた

私は、チラッとお母様を見る

すると、小さく頷くお母様

"行きなさい"って意味なんだろう


「うん」


私はお母様から離れて、その子達に連れられて行った

私にしてみれば、同じ歳の子とふれあうなんて、初めてのことで、私はわくわくしていた

暢気に、お友達になれるかなぁ…なんて思っていた




女の子達が仮面の下で、怪しく笑っているとも知らずに…

< 12 / 214 >

この作品をシェア

pagetop